靴べらなしで履ける靴を買いに行く 高齢者に優しい靴とは

Vibrant rows of trendy canvas shoes showcasing diverse designs and colors for fashion enthusiasts. お買いもの


先日、実家の母と一緒に靴を買いに行きました。
ここ数年、靴べらなしで履ける靴が出回っています。ハンズフリーなどと明記してあったリもします。



数ヶ月前に父と母から、靴べら不要の靴がとても便利そうで高齢者にも人気があるらしいんだよね、という話しを聞きました。私はその話しを聞いた時はどんな靴なのか知らなかったので色々と調べてみました。

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靴べらのいらない靴の特徴

かかとがしっかりと立ち上がっている

かかと部分が自立していて倒れにくい構造の靴は、足を差し込みやすく、手を使わずに履けることが多いです。
両親が話していた靴はこのタイプです。

スリッポンタイプ

靴紐やマジックテープが不要で、足を滑り込ませるだけで履けるスリッポンタイプの靴は、最も人気があるようです。かかとが柔らかく、踏んでも元に戻る「踏めるかかと」の構造がある靴も便利です。

ストレッチ素材・広めの足幅

足の形やむくみに対応できるよう、柔軟性のある素材や、ゆったりとした足幅の設計がされている靴が適しています。足を無理なく差し込めるので、力を入れなくてもスムーズに履くことができます。


購入候補に選んだ靴

私が事前に下調べをして、近所のABCマートに行き実際に試し履きをしてみました。初めて履くハンズフリーの靴です。こちらの靴のシリーズを試しました。


PUMA




50この靴を履いて感じたこと

・びっくりするくらい履きやすい
・履く時も脱ぐ時も少し力は必要
・デザインやカラーが豊富で良い




今回は選びませんでしたが、こちらの2点の靴も人気のようです。

WORKMAN

ステップインスリッポン
価格も2500円と試し易い価格です。

(画像をお借りしました)


スケッチャーズ


スリップインのシリーズ
デザインカラーが豊富です


高齢者が実際に履いて感じたこと

そして両親を連れて実家近くのABCマートに一緒に行きました。私が自宅近くで行った店舗よりも品揃えは少なかったですが今回お目当てのPUMAの靴はありました。


80代の母が履いて感じたこと

・ストレッチがきき履いていて楽
・脱ぎ履ぎが少し大変
・デザインが老若男女に対応している


私も履いた時に感じましたが、脱ぎ履ぎ時に少し力が必要なんです。当たり前ですが歩いていて簡単に脱げてしまっては危険なので、履き口とかかと部分がしっかりしています。足に力を入れて足を中まで入れる構造です。



ちょっとした力を入れて踏ん張るということが高齢者には難しいということが見ていてもわかりました。もちろん脱ぐ時も同じです。履き口がしっかりしているのでバランスをうまく取って簡単に脱ぐのも難しそうでした。

ストレッチ素材でとても履きやすそうなんですが、私の母には合いませんでした。筋力が衰えている高齢者には少し難しかったようです。



私たちの年代にとってはなんでもないことですが、高齢者には難しいことなんだなと改めて感じました。


実際に購入した靴

お目当ての靴は母には合わなかったので違う靴を買いました。同じPUMAの靴ですがタイプが違います。この靴は指や靴べらは必要ですがとても履きやすそうでした。デザインやカラーも気に入っていました。

PUMA
プラウル 3 バレー GR *02T/ALMOND

(画像をお借りしました)



▼実際の写真

帰宅後に履いてみました。
とても喜んでいました。


高齢者の靴選び

高齢になると体の柔軟性や筋力が低下し、しゃがんだり、片足立ちをして靴を履くことが難しくなってきます。私の母は両膝の手術をしているのでとても慎重に気をつけて生活をしています。毎日の生活の中で、靴を履くという行為は意外と負担が大きいもののようです。私たちの年代にはまだわかりませんが「靴べらが必要な靴」は、手間がかかり、腰や膝への負担を増やす原因にもなるそうです。

なぜ「靴べらなし」で履ける靴が高齢者に必要なのか?

屈む動作の軽減

高齢者の多くは腰痛や関節痛を抱えており、しゃがんだり前かがみになる動作が辛いと感じています。靴べらを使うためには、体を前に倒す必要があるため、毎日の動作が負担になります。

片足立ちの危険性

靴を履くときに片足でバランスを取るのは、転倒のリスクが高まります。滑りやすい床や不安定な姿勢では、思わぬ事故に繋がりかねません。靴べらが必要な靴は、片足立ちが長くなるため、安全性に欠ける面があります。

自立支援

高齢者が自分で靴を履けることは、日常生活の自立にとって非常に大切です。介助を必要とせず、簡単に履ける靴は、自尊心の維持にもつながると言われているそうです。


靴選びの際にチェックしたいポイント

実際に試し履きをする

これは高齢者に限らず必要なことです。
足のサイズや形は年齢とともに変化します。
ネット通販で購入する場合も、返品・交換がしやすい店舗を選ぶことをおすすめします。

かかと部分がつぶれにくいか

かかとを踏まずに履けるかどうか、また踏んでも元に戻る構造かをチェックが必要だと思います。

医療用・介護用の靴も視野に

介護シューズメーカーでは、高齢者の足を考慮した設計の靴が多く販売されています。施設職員や作業療法士の意見を参考にするのもよいと思います。


まとめ

毎日の「靴選び」が、健康寿命を左右する

高齢者にとって靴は単なる道具ではなく、健康維持や安全な生活を支える大切なパートナーです。履き易い靴を選ぶことは、日常のちょっとしたストレスが軽減され、外出の頻度も自然と増えていきます。快適な一歩が、健やかな暮らしへとつながります。

おまけ

今回「靴べらのいらない靴」を履いてみて感じたことは、お仕事柄、脱ぎ履きの多い職業の方には最適なのではないかと感じました。例えば、引越し業者の方や、家電の配達設置をされる方。先日も新しい家電の搬入があったのですが、何往復も車と家の中を行ききしている姿を見ていた時に共通している点として、皆さん靴のかかとを潰して履いているのです。こんな時に簡単に脱ぎ履きのできる靴だったいいのではないかと感じました。

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