今年の夏休み、わが家にとってちょっと特別で、あたたかい出来事がありました。
社会人2年目になる息子が、祖父母を自分のお給料で食事に招待してくれたのです。私と夫も、毎回帰省時には息子がセッテイングしてくれたお店で一緒に食事をしています。
「おじいちゃん、おばあちゃんに何かしてあげたいなって思ってさ」
と、何気ない感じで話してくれたのですが、
その言葉の裏にある想いや成長が感じられて、母として本当に嬉しくなりました。
祖父母の喜ぶ姿に、そばで見ていた私の胸も自然と熱くなりました。
東京ドームホテル4階「熊魚菴たん熊北店」鉄板焼「祇園」
息子が選んだお店は、東京ドームホテル4階にある京料理の名店「熊魚菴たん熊北店」の鉄板焼カウンター「祇園」。
京都に本店を構える老舗で、東京でも本格的な味とサービスが味わえると評判のお店です。

目の前に広がる東京ドームの景色!
お店の大きな窓からは、東京ドームが目の前にドーンと広がる絶景。
祖父母は、
「すごいなぁ」
「こんなに近くでドーム見たの初めて!」と大興奮。
非日常の眺めに、すっかり気分が上がっていました。お料理が出てくる前から、特別な気持ちでいっぱいになっていたようです。

鉄板焼きのライブ感に祖父母もくぎづけ
お料理は、黒毛和牛のステーキをメインに、魚介や季節の野菜をふんだんに使った京風アレンジの鉄板焼きコース。
鉄板カウンターの目の前で、シェフが食材を丁寧に焼き上げてくれるスタイルで、食材がジュワッと焼かれる音や香ばしい香りが漂うたびに、祖父母の目がキラキラ。
「うわ〜、美味しそう」
「テレビでしか見たことないやつだわ!」
「目の前で焼いてくれるなんて、人生で初めて!」
そんな言葉が何度もこぼれていて、息子も嬉しそうに笑っていました。
どのお料理もすべて美味しかったです。
長い時間をかけて炒めていた、にんにくチップは今までに食べたことがないお味で最高でした。
デザートのパンケーキまでもシェフが目の前で焼いて盛り付けをしてくれました。









あまりのおいしさにメインのステーキの写真を撮り忘れてしまい、食べかけの写真になってしまいました。
最後のデザートは鉄板前のカウンター席を離れ、後方にあるテーブル席に移動しました。鉄板前のカウンター席は横並びですが、デザートはゆっくりと顔を見ながらおしゃべりができる配慮もとてもよかったです。

店舗のバリアフリーと高齢者への気遣い
スタッフの方々はとても親切で、車椅子の方もスムーズに入れるようなバリアフリー対応がしっかりしているのが印象的でした。
祖父母は車椅子ではありませんが、高齢なので段差がほとんどなく安心して移動できる店内はとてもよかったです。
また、細かな気遣いが随所に感じられ、食事中も快適に過ごせたことが、祖父母にとってとても嬉しかったようです。
カジュアルで好印象な装いの息子
この日の息子は、シンプルなシャツにパンツスタイル、スニーカーという、カジュアルながらも清潔感あるスタイル。
「緊張しすぎず、でもきちんと見える服にした」とのこと。
張り切りすぎず、でも場に合った格好をちゃんと考えているあたり、成長したなぁとしみじみ感じました。
食後の祖父母の笑顔がすべてを物語っていた
食事を終えた祖父母は、終始にこにこ。
「本当に幸せな時間だったわ〜」
「こんなふうにやさしい子に育ってくれて嬉しいなぁ」
そんな風に話してくれて、私も胸がいっぱいに。
料理の味や雰囲気以上に、“孫からの心のこもった時間”そのものが嬉しかったんだと思います。
お土産は名古屋の銘菓「ゆかり」の海老せんべい
息子が持ってきた名古屋の名物「坂角総本舖のゆかり(えび煎餅)」は、祖父母宅に行ってから渡していました。

名古屋に住んでいる息子が、
「はい、お土産」と、照れながら手渡すと祖父母は
「わあ!これ大好き!いつもありがとう!」と
とても喜んでいました。
毎回必ずお土産を買ってきてくれる息子。
小さな心遣いが、その日の特別な時間をさらにあたたかくしてくれました。
息子の“気持ち”が形になった特別な時間
息子にとっても、今回の食事は大切な経験になったようで、
「ちょっと背伸びしたけど、ほんとに連れて行ってよかった」と、あとで話してくれました。
社会人になってまだ2年目。
日々の生活で精一杯な中でも、「誰かのために使いたい」と思って行動できるって、
とても素敵なことだなと思います。
お金じゃない、“気持ち”が人の心を動かす
息子は、「ちょっと奮発したけど、こういうときにこそ使うべきと思って」と話していました。
特別なお店で、景色のいい席で、目の前で焼いてくれる鉄板焼き。
それだけで十分贅沢なのに、そこに「ありがとう」の気持ちが加わると、それはもう、何よりのごちそうになりますね。
優しさや思いやりって、ちゃんと家族の中でつながっていくんだなと感じた一日でした。
最後に
ほんの数時間の出来事でしたが、
その中には「感謝」「思いやり」「成長」…たくさんの気持ちが詰まっていました。
息子の優しさに感動し、祖父母の笑顔に癒され、
その光景を見ている私自身も、あたたかい気持ちになりました。
この夏の思い出は、ずっと心に残る、家族の宝物です。