【犬の缶詰】ロイヤルカナン缶詰がバラで購入できなくなった?その背景と飼い主ができること

トイプードル

11歳の愛犬ボーロ。

とても元気で、びっくりするほど規則正しい生活を毎日送っています。
この規則正しい生活については、またボーロの1日のルーティーンとして書きたいと思っています。


しかし、数年前には大きな病気をして入院の経験があります。今回はその病気がきっかけで食べはじめたペットフードメーカーロイヤルカナンのことについて少し困った出来事があったのでまとめてみました。




この記事でわかること


ロイヤルカナン療法食缶詰がバラ売りで購入できなくなったこと

  • ロイヤルカナンの缶詰がバラで購入できなくなった背景
  • バラで買う方法
  • ロイヤルカナンとは
  • 飼い主から見た困りごと


ロイヤルカナン療法食缶詰がバラ売りで購入できなくなった

これまでペットショップやネット通販で手軽に1缶ずつ買えていたロイヤルカナンの缶詰。しかし最近になって、「バラ売りがなくなった」「ケース販売しか選べなくなった」いったいどうしたのしょう。


バラ売りしているお店を探す

ボーロは通常カリカリのドックフード食べています。
具合が悪くなって急に食べない時やなんとなく食べない日の為に、もしもの時用としてドックフードと同じ消化器サポート低脂肪の缶詰を2缶ストックしています。今回も1缶買い足したいと思ったところでこの事態に気がつきました。

▼ストックしている缶詰


▼毎日食べているドッグフード


今までの購入方法

ドックフードと同じくヨドバシカメラで購入していました。
1缶でも無料配送してくれるのでとても助かっていました。もしヨドバシカメラで商品が売り切れの状態でも、この缶詰は近所のペットショップでも簡単に入手することができました。


しかし、1缶から買えたヨドバシカメラがケース単位での販売に変更。そこで公式ショップや近所の販売店を探してみました。

ロイヤルカナンに問い合わせ

困ってしまいました。
これは何かがおきているのでは?

すぐにロイヤルカナンにメールでお問い合わせをしました。ロイヤルカナンには以前も聞きたいことがありお問い合わせをしたことがありました。その時もすぐにお返事を送ってくださりとても丁寧な対応をしていただきました。今回もすぐに返信がきました。

ロイヤルカナンからの回答


今までバラで購入できていた療法食缶詰がケース単位での販売になっているのですが、なぜですか。

とても丁寧なお返事をメールでいただきました。
簡単にまとめると以下のような理由からケース単位での販売に変わったそうです。

缶製品は12個入りのケース単位での販売を基本としている

輸送時の破損リスク低減や物流の効率化、品質管理の向上を目的とした運用となっている

獣医師の診療指導に基づく療法食使用を推進するため、消費者の購入情報をかかりつけの動物病院と共有する体制を整えているため

公式サイトおよび認定オンラインストアでは、情報管理の観点から缶製品のバラ売りを原則として行っていない


バラで購入できる方法

ロイラルカナンのお返事の中にこのような事が書かれていました。
動物病院によっては1缶単位で販売が可能な場合もある、とありました。


なお、この運用は公式・認定オンラインストアでの販売に限られ、動物病院での販売単位については制限を設けておりません。
動物病院によっては、獣医師の判断のもとで1缶単位での販売が可能な場合もございますので、かかりつけの動物病院へご相談いただくことをお勧めいたします。

ロイヤルカナンからの返信メール


今回の我が家のように1缶だけをバラで購入したいという声もメーカー側は受け止めてくださっているようです。


通常はドライフードをお与えいただいており、缶製品については1缶単位での購入をご希望とのお声は、弊社としても重要な課題と認識しております。
現時点ではご不便をおかけし恐縮ではございますが、将来的にはより多くのお客様のご要望にお応えできるよう、体制の整備を進めてまいります。 

ロイヤルカナンからの返信メール


ロイヤルカナンとは?

ご存知の方も多いと思いますが、ロイヤルカナンはフランス発のペットフードブランドで、犬や猫のライフステージ・体調・健康状態ごとに細かく設計されたフードが特徴です。


とくに病気療法食(食事療法食)として獣医師から処方された缶詰を愛犬に与えている飼い主さんにとっては、欠かせない存在です。


飼い主から見た困りごと

バラ売りがなくなったことにより、以下のような理由から不便を感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

  • まず試してみたいだけなのに、いきなりケース購入はリスクが大きい
  • 食いつきにムラがある愛犬には1缶ずつ試したい
  • 高額になるため経済的にまとめ買いは負担


特に、食事に敏感なシニア犬や病気療養中の犬にとって、「試し食べ」ができないのは大きな問題だと思います。


まとめ

今できる工夫と声を届けることの大切です。
愛犬の健康を第一に考える私たちにとって、「どのフードを選ぶか」はとても大事な問題です。

バラ売りの終了は業界全体の動きとも言えそうな感じがします。
ロイヤルカナンに限らず、他ブランドの療法食やウェットフードも、徐々に「ケース販売のみ」に移行する傾向が見られるのではないでしょうか。

今後、飼い主側の気持ちを動物病院やメーカーに意見を届けることで、再びバラ売りの選択肢が復活する可能性もゼロではないと思います。