我が家の写真保存 その2

暮らし

大切な思い出の写真保存。
どのように保存されていますか。
以前の続きになります。


古いMACのファイルサーバシステムを使って、写真保存用の簡易NASを構築してみました。

現状の写真保存方法は

写真データの保存方法は、クラウドと外部ストレージを使っています。
現在はiphoneでの写真撮影が多いですが、20年前の思い出の写真も同じ場所に保存しています。

iphone内には20年分の写真も保存されており、iphoneとPCとクラウドには常に同じ状態で写真が保存されています(同期)。同期により同じ写真をiphoneでもPCでも閲覧できます。

しかし、iphoneで写真を削除した場合、同期しているデータ上の写真も同時に削除されるので気を付ける必要があります。このため、定期的に写真データをバックアップしてます。


同期とバックアップの詳細は以下の通りです。
同期はAppleが提供するiCloudサービスを使っています。これによるApple製品の連携は完璧です。写真撮影のサブ機としてのiphone、Apple TV、MacBookを使っているので、iCloud同期は非常に便利です。

バックアップ先としては
「マイクロソフトのOnedrive、AmazonのAmazon photos」、
ローカルの外部ストレージとして「SSD,HDD」を用意しています。


写真のデータ容量は約20年で400GB程度なので、クラウドサービスの容量は1TBあれば十分です。Onedriveについては、マイクロソフト365のファミリープラン契約として5ユーザ分の5TBのクラウド容量を確保しており、Amazon photosは静止画だけなら容量無制限です。

外付けストレージは直近の2年のデータを丸ごと保存していますが、毎年上書きされるので節目のデータは継続的に保存する必要があります。

この外付けストレージの写真バックアップ方法にも少し問題があリますが・・・・


問題点の発覚と対策案

問題点

上記の方法で完璧だと思いましたが、インターネット記事を見ていたら以下の問題点に気がつきました。

  • 外部ストレージで使用するSSD,HDDのデータは永久保存では無い。特にSSDは電源供給がない場合、2、3年でデータが消えるとのこと。
  • クラウドサービスも永続ではなく相手次第である。サービス内容の変更や中止の可能性がある。例として、過去にGoogle photoが無料から有料に変更されたことで、多くのユーザが混乱した経緯があります。

NASの導入

そこで、自宅でのデータ保存方法の見直しが必要になりました。
永続的にデータ保存できるシステムとしてNASの導入を考えました。
近年は家庭用NASが安価になっています。
このNASで重要な機能として、RAID機能によるHDDのデータの保護があります。HDDは容量単価では有利ですが、故障率が高いという弱点があります。


NASシステムの構成

一般的なNASシステムの構成として、以下のようなシステムがあります。
Synology製は業務用、家庭用で人気の商品です。

NASを導入と同時にMACのバックアップも行いたい。
MACのTimeMachine機能は強力なバックアップツールであり、これを使わない手は無いです。

この構成要素は、NAS用HDDとNASベイです。
HDDは24時間稼働を想定した耐久性が高いものが推奨され、Seagate,WesternDigitalから発売されてます。NASベイはPCと同等な機能(CPUやメモリ)で構成されており、RAID機能を有するネットワークサーバーとなります。

Western Digital ウエスタンデジタル WD Red Plus 内蔵 HDD ハードディスク 4TB CMR 3.5インチ SATA 5400rpm キャッシュ256MB NAS メ


コスト

しかし、システム構成には8TBのミラーリングとして15万円弱のコストが必要になります。
本当に自宅のファイルサーバーとしてここまで必要なのか? 
また、NASベイのCPUやメモリ等の仕様差によるによる価格の違いや、定期的なCPU等のアップデートによる進化があるので購入タイミングが難しいです。

しかもHDDのメンテナンスは永久に続く…。


簡易NASシステムの開発

そこで簡易的なNASシステムを考えてみました。
自宅で眠っている古いMACのファイルサーバー機能を使って立ち上げます。

MACのOSはUNIXベースであり、元々サーバー機能が組みこまているのです。以前はサーバOSと標準OSが別々でしたが、近年は2つのOSは統合されています。


今回、新たに購入が必要なのは6TBのHDDです。これで試運転します。

 



簡易NASシステムの問題点と今後について

このシステムの懸念点は2つあります。

  • 2009年の古いiMACを使うので、OSが古くて基本動作に不安がある。
  • OSにRAID機能が無いので、HDD故障の対策を運用(2重バックアップなど)でカバーする必要がある。

今回の簡易NASシステムの有効性が検証できたら、下記の構成を最終形態としたいです。上述の懸念点の対策として、最新のMAC-OSと、物理的なRAID機能を持った外部ストレージの導入です。このシステムの立ち上げコストは、Synology製のNASと同じくらいなのでコスパが良いと思われます。


これに必要ようになる要素は以下の3つ

Western Digital WD60EFZX [6TB SATA600 5640] WD Red Plus NAS HDD シリーズ

TerraMaster D2-310 USB タイプC USB3.1 (Gen1) 外付けドライブケース 2ベイ RAIDストレージ RAID 0/1//JBOD/Singleをサポート「HDD付属なし」


Mac mini



次回につづく