最近、「庭じまい」という言葉を耳にする機会が増えました。
庭じまいとは、手入れが負担になった庭木や庭石を撤去し、防草シートや砂利敷き、コンクリート舗装などを活用して、できるだけ手間のかからない庭へと作り替えることです。体力的な負担を減らすだけでなく、将来の売却や相続への備えとしても注目されています。

初めて知った「庭じまい」
先日、日常のライフスタイルを発信している方のYouTubeを見ていたところ、「少しずつ庭じまいを始めている」という内容を話されていました。
その方は私とよく似た生活スタイルを送っていて、年齢は公表されていませんでしたが、おそらく私たち夫婦とそれほど変わらない世代なのではないかと思います。
- 専業主婦
- ご主人は単身赴任中
- 一人息子さんは一人暮らし
- 犬を飼っている
共通点が多く、いつも親近感を持って動画を拝見しています。
ただ、一つ大きく違う点がありました。
それは、広いお庭をお持ちだということです。
たくさんの木々や草花が植えられた素敵なお庭で、四季の移ろいを感じられるような空間でした。
しかし、その美しさを維持するためには、日々のお手入れが欠かせません。
草取りや剪定、落ち葉の掃除など、想像以上に手間と時間がかかります。
そこで、その方は思い切って庭じまいを進めることにしたそうです。まずは自分でできる範囲から少しずつ始め、大好きだった季節の花々も花壇への地植えではなく、管理しやすいプランター栽培へ移行するとのことでした。さらに、大きな庭木についても徐々に整理していく予定だそうです。
元気だからこそ考えておきたいこと
動画を見ながら、「思い切った決断だな」と感じました。
しかし同時に、
体が元気に動く今だからこそ、庭の手入れができているのかもしれない。
そんなことも考えさせられました。
今は問題なくできている作業でも、年齢を重ねるにつれて少しずつ負担は大きくなります。
脚立に上ること。
重い剪定ばさみを使うこと。
大量の落ち葉を集めて処分すること。
どれも当たり前のように行っている作業ですが、将来的には難しくなる可能性があります。
だからこそ、「まだ元気だから大丈夫」ではなく、「元気なうちに考えておく」という視点も大切なのかもしれません。
友人から聞いた実家の庭の話
そんなことを考えていた矢先、友人からこんな話を聞きました。
「実家の庭の手入れに行ってきたの。」
ご両親は高齢になり、以前のように庭の管理ができなくなってきたそうです。雑草はあっという間に伸び、庭木も大きく育ちすぎてしまう。

結局、離れて暮らす子ども世代が定期的に手入れに通うことになっているとのことでした。
友人は、「親は庭が好きだから残したい気持ちもあるけれど、正直かなり大変」と話していました。
この話を聞いて、庭じまいは単に自分のためだけではなく、将来家族に負担をかけないための選択でもあるのだと感じました。
庭じまいで優先して考えたいこと
では、庭じまいを検討する際には何を優先して考えればよいのでしょうか。
1. 今後も自分で管理できるか
まず考えたいのは、自分たちの体力です。
現在は問題なくても、
- 草取りがつらくなってきた
- 剪定作業が危険に感じる
- 落ち葉掃除が負担になっている
と感じ始めたら、一度見直す時期かもしれません。
2. 家族に負担を残さないか
将来的に誰がその庭を管理するのかも重要です。
子どもが遠方に住んでいたり、将来的に家を継ぐ予定がなかったりする場合、大きな庭は管理負担になってしまうことがあります。
3. 本当に全部なくす必要があるか
庭じまいというと、庭を完全になくしてしまうイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
- 大きな木だけ撤去する
- 花壇を小さくする
- 一部を砂利敷きにする
- プランター栽培へ移行する
など、自分たちが無理なく楽しめる形に縮小する方法もあります。
好きな植物まで全て手放す必要はありません。
4. 将来の住まい方を考える
今後も長く住み続けるのか。
売却や住み替えの可能性があるのか。
相続の予定はどうなのか。
こうした将来設計によっても、庭じまいの必要性は変わってきます。
我が家の場合はどうだろう
YouTubeで見た庭じまいの話や、友人の実家の話を聞いて、我が家の場合はどうだろうと考えるようになりました。

今はまだ大きな問題はありません。
けれど、年齢を重ねるごとに体力は確実に変化していきます。
だからこそ、困ってから慌てるのではなく、
「これから先も無理なく暮らしていくためにはどうしたらいいだろう」
と考えておくことが大切なのかもしれません。
まとめ
庭は暮らしに潤いや楽しみを与えてくれる大切な存在です。
一方で、その維持には時間も体力も必要になります。
庭じまいは決して「庭を捨てる」ことではありません。
これからの暮らしに合わせて、無理のない形へ整えていくことだと思います。大切なのは、今の庭を残すことではなく、これから先も心地よく暮らせること。
そのために何を残し、何を手放すのか。
庭じまいという言葉を知ったことで、私自身も将来について改めて考えるきっかけになりました。
