愛犬が突然ご飯を食べない…12歳のシニア犬に起きた体調不良と『気象病』

12歳のシニア犬、「今日はなんだか様子がおかしい」と感じることがありました。

普段は毎日3食をきちんと食べ、早寝早起き。
規則正しい生活を送っています。

そんな愛犬が、ある日の夕食をまったく食べませんでした。



▼最近の通院のお話



いつもと違う愛犬の様子

この日のボーロは、心なしか元気がありません。
普段なら食事の時間になると自然とそわそわし始めるのに、この日は食べる気配がありませんでした。


さらに気になったのが、時々見せる「お祈りのポーズ」
前足を伸ばして、お尻を上げるような姿勢です。犬がお腹などに違和感や痛みを感じているときに見られることがあるポーズなので、「どこか痛いのかな?」と心配になりました。

犬の「お祈りのポーズ」とは


前足を前に伸ばして胸や頭を床に近づけ、お尻を高く上げる姿勢のことです。
腹痛などで見られることがあり、特に何度もこの姿勢をとる・落ち着かない・元気や食欲がない場合は注意が必要です。ただし、遊びたいときの「遊びのポーズ」と似ているため、表情やそのほかの症状も合わせて判断します。


▼以前の写真ですがこのようなポーズです



そして、この日はいつも以上に私のそばを離れません。
ソファーに座っている私の膝の上に乗り、そのままじっとしています。

まるで、「今日はここにいたい」と言っているようでした。


急激な温度変化

もうひとつ気になったのが、この日の気候です。

気温は20℃ほど

決して真冬のような寒さではありませんが、少し肌寒く感じる日でした。しかも、それまでと比べて急激な温度変化がありました。

「もしかして、この寒暖差が体調に影響しているのかな?」

そう思いながらも、この時点では「気象病」という言葉すら知りませんでした。


その日は何も食べずに就寝

この日は夕食を食べないまま就寝しました。
いつもと比べると元気がなく、食事をまったく食べなかったことが気がかりでした。
12歳という年齢を考えると、「一食食べなかっただけ」と簡単に考えていいのかも分かりません。

心配なので夜中も様子を見ていましたが、

  • 嘔吐なし
  • 下痢なし
  • 特に変わった排泄もなし
  • 苦しそうな様子もなし

という状態でした。

シニア犬の食欲低下には、加齢による変化だけでなく、消化器・腎臓・肝臓などの病気や痛み、口腔内の問題など、さまざまな原因が考えられます。


翌朝になっても、やっぱりいつもと違う

そして翌朝。
いつもと同じ時間帯に起床しました。
起きる時間だけを見ると、普段と変わりません。

でも、明らかに違っていたのは元気のなさでした。
昨夜よりも、さらに元気がないように感じます。

そして、もうひとつ気になったのが……
お腹の音です。



朝からずっと、

「キュルキュル……」

と、お腹が鳴っています。

静かな部屋にいると、その音が聞こえてくるくらい。
「お腹が空いているのかな?」「昨日の夕食を食べていないからかな?」そう思いながら、いつものように朝ごはんを用意しました。

ところが……


朝ごはんも食べない

やっぱり食べません。

普段なら朝ごはんの時間を楽しみにしているのに、この日はフードを見ても反応がありません。

12歳のシニア犬。

しかも、前日の夕食も食べていません。
さすがに心配になってきました。

ただ、排便は正常。
嘔吐もありません。
お水も飲めています。

そのため、すぐには慌てずもう少し様子を見ることにしました。

シニア犬の食欲が落ちる原因はさまざまで、加齢による嗅覚や消化機能の変化だけでなく、口の中の痛みや内臓疾患などが隠れている場合もあります。

「食べない」という一つの症状だけで原因を決めることはできません。だからこそ、この日はいつも以上に様子を観察することにしました。


やっぱり私の膝から離れない

そして、昨夜と同じです。
ボーロは私の膝の上から離れません。
ソファーに座ると、すぐに膝の上に乗ってきます。
そして、そのまま丸くなって眠ります。



いつもなら、家の中を歩き回ったり自分の好きな場所に移動したりするのにこの日はずっと私のそば。


「やっぱり、どこか具合が悪いのかな……」

そんなことを考えてしまいます。
でも、膝の上で眠っている姿を見ると、

「ここにいれば安心なのかな」とも思いました。


この日も朝から雨

そして、この日の天気も気になりました。



朝から雨。
気温も低めです。
前日も20℃ほどで少し肌寒かったのですが、この日は昨日よりも肌寒い。

「もしかして、寒いのかな?」

「シニア犬だし、寒暖差が体にこたえているのかな?」

そんなことを考えながら、ボーロの体を触ってみたり、様子を見たりしていました。
毎年季節の変わりの目に体調不良になるボーロ。
以前も獣医さんから、犬は寒暖差や気圧の変化などの影響を受けやすく、食欲低下やだるさなどにつながる可能性があるとの説明を受けたことがありました。


ようやくご飯を食べた!

そんな状態が続いていたのですが……

午前10時ごろ。

突然、ボーロがご飯を食べ始めました。
野菜もフードも、全部完食!



昨日の夕食から食べていなかったので、本当にホッとしました。

「よかった……!」

やっぱり食べてくれるだけで安心感が全然違います。


お腹のキュルキュルも止まった

そして、もうひとつ変化がありました。
あれだけ鳴っていたお腹の音が、

いつの間にか止まっています。

「キュルキュル……」

と鳴っていたお腹も、食事をした後には静かになりました。

犬のお腹から聞こえるキュルキュルという音は、腸の動きやガスの移動によって起こることがあり、それ自体が必ずしも異常というわけではないようです。

とはいえ、今回は「食べない」「元気がない」という変化も一緒にあったので、飼い主としてはやっぱり気になります。

それでも、ご飯を食べた。
そして、排便も正常。

この2つが確認できたことで、私の不安は少しずつ減っていきました。


でもまた膝の上へ

ご飯を全部食べたので、「これでいつものボーロに戻るかな?」と思ったのですが……やっぱり違いました。

ご飯を食べ終わると、また私の膝の上へ。
そして、そのままスヤスヤ眠ってしまいました。

「食べたから少し安心したけど、やっぱり本調子ではないのかな?」そう思いながら、私は膝の上で眠るボーロを見ていました。


「犬の気象病」という気になる言葉

ボーロがずっと膝の上で寝ているので、私はスマホで色々と検索していました。

「犬 食欲がない」

「犬 元気がない」

「犬 お腹 キュルキュル」

「シニア犬 食べない」

そんな言葉を次々に検索。

そして、ある言葉が目に入りました。

「犬の気象病」


初めて聞く言葉でした。

犬の気象病


「犬の気象病」は、天気や気圧・気温・湿度などの変化によって、犬の体調や行動に変化が出る状態を指して使われる言葉です。正式な病名ではありません。
はっきりしたメカニズムはまだ十分解明されていませんが、気圧の変化を内耳などが感知し、自律神経のバランスに影響することなどが考えられています。



特にシニア犬では、寒暖差や気圧変動によって自律神経のバランスが乱れ、胃腸の動きや食欲などに影響する可能性があるという獣医師の解説もありました。

「もしかして……」
頭の中で、前日のことがつながっていきます。

  • 12歳のシニア犬
  • 急激な温度変化
  • 肌寒い
  • 雨の日が続いている
  • 夕食を食べなかった
  • 元気がなかった
  • お祈りのポーズをすることがあった
  • 私の膝から離れなかった
  • 翌朝も食べなかった
  • お腹がずっとキュルキュル鳴っていた



「これって、もしかして気象病なのかな?」そんな疑問が出てきました。もちろん、ここで「原因は気象病だ!」と決めつけることはできません。
特にシニア犬は、食欲不振や元気の低下には、さまざまな原因が考えられます。


初めて聞いた「犬の気象病」

最近は雨の日が続いていたこと。
そして、急激な気温の変化があったこと。

12歳のシニア犬であるボーロが、突然ご飯を食べなくなり、いつもより元気がなくなったこと。
「もしかしたら、この気候の変化が原因のひとつだったのかもしれない」そんなふうに思うようになりました。

もちろん、これはあくまでも飼い主である私の自己判断です。今回の体調不良が本当に「気象病」によるものだったのか、それとも別の原因があったのかは分かりません。

ただ、人間でも雨の日や気圧の変化、急激な気温差などで体調が変わることがあります。
それと同じように、犬も天候や気温の変化によって何かしら体に変化が出ることがあるのかもしれないと今回の出来事を通して感じました。


これからは天気と体調も気にしてみよう

今回をきっかけに、これからはボーロの体調だけではなく、

「その日の天気や気温」も少し気にして見ていこうと思います。

雨の日に元気がなくなるのか。
急に寒くなった日に食欲が落ちるのか。
気温差が大きい日にいつもと違う行動をするのか。

もし同じようなことが何度か続けば、天候との関係にも何か傾向が見えてくるかもしれません。
シニア犬になった今だからこそ、若い頃には気にならなかったような小さな変化にも、できるだけ気づいてあげたいと思っています。


人間も同じです

犬だけではありません。
この日の夕方のニュースを見ていると、
「9月の天気痛」という特集でした。

天気痛とは

天気や気圧の変化の影響を受けて、「頭痛」や「肩こり」などが悪化することだそうです。
症状は他にも、「めまい」「気分の落ち込み」「けん怠感」などがある


気象病も天気痛も、体調不良の原因は天気や気圧の変化と関係があるということです。


気象病 = 天気によるさまざまな不調
天気痛 = その中でも「痛み」に注目したもの


様子を見るだけにしないことも大切

今回は、その後にご飯をきちんと食べることができ、排便も正常だったことで、少し安心することができました。

しかし、今後も同じような症状が出た場合は、「気象病かもしれない」と自己判断せずに動物病院を受診することも大切だと思っています。


「いつもと違う」を大切にしたい

今回、初めて知った「犬の気象病」

本当にそれがボーロの体調不良の原因だったのかは分かりません。
それでも、今回の経験でひとつ学んだことがあります。

それは、「いつもと違う」という飼い主の感覚を大切にすること。毎日一緒に暮らしているからこそ分かる、ほんの小さな変化があります。


  • 食べる量が少ない
  • いつもより寝ている
  • お気に入りの場所に行かない
  • いつも以上に甘えてくる



そんな小さな変化も、シニア犬になった今は見逃さないようにしたいと思います。そして、天気や気温の変化も含めて、ボーロの様子をこれからもよく観察していこうと思います。


元気に食べて、よく眠って、毎日を穏やかに過ごしてくれること



それが何よりの願いです。


※この記事は我が家の愛犬に起きた出来事を綴った体験談です。「気象病」が原因だったと診断されたものではありません。愛犬に普段と違う症状が見られる場合や、症状が続く場合は、自己判断せず獣医師に相談することをおすすめします。



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