突然発症!犬の前庭疾患(ぜんていしっかん)とは?原因・症状・対処法

愛犬ボーロ11歳。
とても元気に生活していますが、もうシニア犬の仲間入りです。
人間の年齢にすると60歳。
いろいろと気になることが出てくるお年頃です。


先日は目が気になり受診しました。



そして先週‥‥。
夜の出来事です。
ボーロが夜ご飯を食べ終わりしばらくすると、
ひとり遊びをしていたので私はテレビを観ていました。
ふと、ボーロを見ると
見たこともないない光景が‥‥。


《 症状 》
気がついた時には始まっていたが、たぶんこの症状は1分以内の出来事
前触れもなく突然起きた

慌てて動画を撮り始める

  • 首を小刻みに左右に振っている
  • 目が左右に動いている
  • 脚がふらふらして真っ直ぐ歩けない
  • ふらふらして壁にもぶつかる
  • その場でくるくる周り出す
  • その後、何もなかった用に落ち着く
  • いつも通り就寝したが明け方に2回嘔吐



《 病院受診 》
口頭で説明後、動画を見てもらう
その後ひと通りの検査をする

  • 問診
  • 体温測定
  • 聴診器での心臓音や肺などの呼吸音の確認
  • 体全体の触診
  • 手脚の反応
  • 目の診察
  • 耳の中診察
  • 歩行の確認
  • 血液検査
  • レントゲン





《 受診結果 》
はっきりとしたことは断言できないが特発性前庭疾患と思われる
治療や薬の服用はなし


特発的な前庭疾患と思われる
高齢犬によく見られる前ぶれもなく突然起こる前庭疾患に似た症状との診断でした。しかし前庭疾患にしては1分くらいと時間が短すぎるので断定はできない。前庭疾患の場合は症状が続いている状態で頭が傾いたまま病院に来ることが多い。


症状が出る直前の行動が把握できていないので、もしかしたらの話になるが、
おもちゃを咥えて首をブルブルと振っていた
その場でクルクルと何周も回っていた
壁や物にぶつかっていた
このような要因で目が回って平衡感覚を失ってしまっただけのことも考えられる。



②脳の異常
①以外に考えられるのは脳の異常
中耳炎、内耳炎でも同じような症状が出る場合があるが耳は異常なし。よって脳の異常である場合もあるとのこと。これはレントゲンでは確認ができないのでMRI検査になる。MRI検査には全身麻酔のリスクがあるとの説明を受ける。

今回の症状だけでは、MRI検査までは必要ないと思う。
今後はわからないけど今は様子を見ていいと思うとの説明を受ける。



③嘔吐について
血液検査の結果とレントゲンからは、内臓系に炎症などの症状が出ていない。
朝方の嘔吐は、2回とも食べた物ではなく少量の胃液だけだったこと、その後繰り返していないことから今回の症状とは関係なく一過性の嘔吐ではないかと思われる。



④レントゲン結果
レントゲンから見える範囲での診断は、骨、内臓、耳などには異常なし。



⑤血液検査の結果
肝臓の数値がやや高い。
血液検査の結果から今回の症状とは関係はないが、肝臓の数値がやや高い結果が出た。数値はやや高いくらいなので大きな心配がある数値ではないが2週間ほど肝臓のサプリメントを服用するよう処方される。




《 今後について 》

もし今後、前庭疾患の症状が出た場合はどうしたらいいですか?と質問しました。
獣医さんからは、すぐに受診してください。
夜中の場合は夜間救急を受診し朝まで待たない。
このような回答でした。



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犬が突然ふらついたり、首をかしげたり、目がぐるぐる動いたりする――そんな症状を見たら「前庭疾患(ぜんていしっかん)」の可能性がある場合があります。
今回、経験して初めて知った前庭疾患の原因や治療法、家庭でのケア方法をまとめてみました。

前庭とは?役割と疾患の概要

「前庭」とは、内耳の一部にある平衡感覚を司る器官のこと。
この器官が異常を起こすと、脳が体の位置情報を正しく処理できなくなり、めまいやふらつきなどの症状が現れます。

犬の前庭疾患は主に次の2種類に分類されます:

分類障害の部位特徴
末梢性前庭疾患内耳や前庭神経比較的多い。高齢犬に多く見られる。回復が見込める場合も多い。
中枢性前庭疾患脳幹(中枢神経)原因が深刻なことが多く、回復には時間がかかる。命に関わることも。


前庭疾患の主な症状

前庭疾患の症状は突然現れることが多く、飼い主を驚かせます。以下のようなサインが見られたら注意が必要です。

症状内容
頭の傾き(斜頸)常に首を傾けた姿勢になる。左右どちらか一方に多い。
ふらつき・転倒まっすぐ歩けず、よろめいたり転んだりする。
眼振(がんしん)目が小刻みに左右または上下に動く。めまいのサイン。
吐き気・食欲不振めまいによる吐き気や嘔吐。食欲が落ちることも。
ぐったり・元気がない平衡感覚の乱れによるストレスや体調不良。


前庭疾患の原因

犬の前庭疾患の原因はさまざまです。

種類主な原因特徴
特発性(原因不明)明確な病変が見つからない高齢犬に多い。突然発症するが、多くは数日~数週間で回復。
中耳炎・内耳炎細菌感染や炎症耳をかく・臭い・耳垢が多いなど耳のトラブルが同時に見られる。
脳腫瘍・脳炎脳の異常神経症状(けいれん、意識低下など)を伴うことがある。
外傷頭部への衝撃など転倒や事故の後に発症する場合がある。
甲状腺機能低下症ホルモン異常高齢犬に多く、慢性的な神経症状を引き起こすことがある。
中毒・薬の副作用抗生物質、利尿剤など特定の薬に反応して前庭症状を示す場合も。


診断方法

動物病院では、以下のような検査で前庭疾患を診断します。

検査項目内容
身体検査・神経学的検査歩行や眼振、頭の傾きを観察。中枢性か末梢性かを判断。
耳鏡検査耳の奥を観察して中耳炎・内耳炎を確認。
血液検査炎症や代謝異常(甲状腺など)の有無を確認。
CT/MRI検査脳腫瘍や炎症など中枢性の原因を調べる。
X線検査頭部の骨や耳周辺の異常を確認。


治療法と対処法

前庭疾患の治療は、原因に応じた治療+症状の緩和ケアが基本のようです。

原因主な治療法備考
特発性前庭疾患安静、制吐剤、点滴数日~2週間で改善することが多い。
中耳炎・内耳炎抗生物質、洗浄、外科治療根本原因を治さないと再発しやすい。
脳腫瘍・脳炎ステロイド、抗てんかん薬、外科的切除状況によって長期治療が必要。
甲状腺機能低下症ホルモン補充療法定期的な血液検査で経過観察。
薬物性前庭疾患薬の中止・変更早期に気づけば回復する可能性が高い。


家庭でできるケアと注意点

治療中や回復期の犬には、環境面のサポートが非常に重要です。

ケア方法ポイント
滑りにくい床にするカーペットやマットを敷いて転倒防止。
明るさを一定に保つ視覚でバランスを取りやすくするため。
食事・水分補給を補助するめまいや首の傾きで食べにくい場合は器を高くする。
無理に歩かせない安静第一。必要なら介助用ハーネスを使用。
こまめな観察症状が悪化したらすぐに動物病院へ。


回復までの経過と予後

  • 特発性前庭疾患:多くは数日~2週間程度で改善。軽い頭の傾きが残ることも。
  • 中耳炎由来:治療により回復するが、再発の可能性あり。
  • 中枢性前庭疾患:原因次第で長期治療や完治困難の場合も。

🐾早期の診断と適切なケアが、回復の鍵になります。


まとめ

前庭疾患は早期発見・早期治療が重要!

要点内容
高齢犬によく見られる突然のふらつき・頭の傾きに注意。
多くは回復可能特発性の場合は自然回復も多い。
原因を特定することが大切中耳炎や脳疾患などの場合は根治治療が必要。
家庭でのケアも重要安静と安全な環境づくりでサポート。


最後に

今回初めて犬の前庭疾患という病気を知りました。

見た目の症状が激しいため、私もそうでしたが飼い主さんはきっと慌ててしまうと思います。以前にも気になった症状があった時は動画を撮っておく事で、診察がスムーズに進む経験をしました。今回もとても慌ててしまいましたが途中から動画を撮りました。

先日の目の核硬化症も初めてきく病気でしたが、これからもきっといろいろなことがあるでしょう。「年を取ったから仕方ない」と思わず、異変を感じたら早めに動物病院を受診することをおすすめします。



今後も、愛犬の安心で穏やかなシニアライフのために寄り添っていきたいと思っています。